2008年09月26日

公園の噴水遊びを騒音認定、「基準超す」と使用停止に

■公園の噴水遊びを騒音認定、「基準超す」と使用停止に

東京都西東京市緑町の「西東京いこいの森公園」の噴水で遊ぶ子供の声がうるさいとして、
近くに住む女性が騒音差し止めの仮処分を申し立て、東京地裁八王子支部が噴水を使用して
はならないとする決定を出していたことがわかった。
 決定は1日に出され、同市は翌2日から噴水を止めている。

 同公園は、旧東大原子核研究所の跡地を利用して、市が2005年4月に開設した。敷地面積
は4万4000平方メートルで、噴水は、遊具などが置かれた広場の中にある。複数の噴水口
から水が断続的に噴き出す仕組みで、水の間を縫って遊べるようになっている。
 決定書などによると、噴水と女性の家とは数十メートル離れている。都環境確保条例の騒音
規制では、この地域の午前8時〜午後7時の基準値を静かな事務所内に相当する50デシベル
と定めているが、市が観測したところ、噴水で遊ぶ子供の声は女性の自宅付近で60デシベルと、
基準値を超えたという。
 女性は病気療養中で、不整脈や不眠の症状があり、水遊びをする子供の声が精神的不安や
苦痛をもたらすなどと主張。これに対し、市側は、子供の声は騒音とは言えず、他の住民の苦情
もないとして、基準値を超えていても受忍限度を超える騒音にはあたらないと反論していた。
 同支部の決定は、水遊びが出来ない構造にするなど、子供が歓声をあげることのない噴水を
設置することは可能だったとして、女性宅付近での子供の声の大きさが基準値を超える状態で
噴水を運転することを禁じた。女性の代理人の弁護士は「騒音問題について関心が高まっている
今の時代、市はもっと注意を払ってほしい」と話している。

(2007年10月5日3時0分 読売新聞)


タグ:騒音 音響 防音
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2008年06月24日

ホワイトノイズ

ホワイトノイズ

 さまざまな周波数成分をほぼ均一に含むノイズのことをホワイトノイズといいます。周波数を横軸にエネルギーを縦軸にとってグラフ化するとほぼ平坦なグラフとなり、不規則なノイズであるといえます。
 ホワイトノイズは、日本語では「白色雑音」と呼ばれています。ノイズを色で表現しているのは、すべての波長の光を混ぜ合わせると白色になることになぞらえているからです。同じように「ピンクノイズ」と呼ばれるノイズもあります。これは、周波数が高くなるほどエネルギーが弱くなるノイズのことで、波長が長い(周波数が低い)光は赤っぽく見えることにちなんでいます。
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2008年06月23日

防音カバー(防音ボックス)

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■防音カバー(防音ボックス)

主に工場では大きな音が出る設備には防音処理がされています。
換気関係ではサイレンサー(消音器)が設置されます。
ブロアーやモーターなど、その本体から音が発生している場合に、防音カバーを被せます。

防音カバーは基本的に遮音性能により大きさ、厚さ(重さ)が異なります。
音を大きく下げたいならば、カバーの大きさは大きく、本体も厚く重たくなります。
逆に、音を少しだけ下げたいとなれば、小さく、軽くでき、安価に出来ます。

設計する際は、必ずいくつまで減音するのか確定する事で、オーバースペックの高価なものを買わされることを防げます。

ただし、低い周波数(低い音)が大きい場合は必然的に大きく、重く、分厚くなる事は知っておかなければなりません。
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2008年06月12日

聴覚のマスキング

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【聴覚のマスキングとは】 

 電車の中では相手の話が聴きとりにくかったり、ジェット機の轟音で他のすべての音がかき消されてしまうことがある。このような現象を一般に聴覚のマスキングと呼び、音が騒音でマスクされたという。

 マスクする音はなにも騒音に限つたことではない。テープレコーダーで音楽を聴くとき、音楽が始まる前のテープノイズは気になるけれど、音楽がはじまると音楽によってテープノイズがマスクされてしまって気にならない。
 マスキングの程度を表すには、マスクする音があるときのその音(マスクされる音)の最小可聴限とマスクする音のない静寂時の最小可聴眼との音圧レベル差、すなわち最小可聴限の移動量で表しこれをマスキング量と呼んでいる。
 広い意味でのマスキングは、騒音で希望する音が全く聴こえなくなる場合ばかりでなく、聴こえにくくなる。いいかえれば音の大きさが小さくなる場合も含んでいる。したがって、マスキング量だけでは、マスキングの程度を表すために十分な方法とはいえないが、マスクする音によって音の大きさか減少する場合については後述する。
 マスキング作用は聴覚のもつ非常に基本的な機能で、ほとんどの聴覚現象に関与しており、また聴覚の機能を調べる手段としても非常に利用されている。

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2008年06月09日

公園の噴水遊びを騒音認定、「基準超す」と使用停止に

■公園の噴水遊びを騒音認定、「基準超す」と使用停止に

 東京都西東京市緑町の「西東京いこいの森公園」の噴水で遊ぶ子供の声がうるさいとして、近くに住む女性が騒音差し止めの仮処分を申し立て、東京地裁八王子支部が噴水を使用してはならないとする決定を出していたことがわかった。
決定は1日に出され、同市は翌2日から噴水を止めている。

 同公園は、旧東大原子核研究所の跡地を利用して、市が2005年4月に開設した。敷地面積は4万4000平方メートルで、噴水は、遊具などが置かれた広場の中にある。複数の噴水口から水が断続的に噴き出す仕組みで、水の間を縫って遊べるようになっている。

 決定書などによると、噴水と女性の家とは数十メートル離れている。都環境確保条例の騒音規制では、この地域の午前8時〜午後7時の基準値を静かな事務所内に相当する50デシベルと定めているが、市が観測したところ、噴水で遊ぶ子供の声は女性の自宅付近で60デシベルと、基準値を超えたという。

 女性は病気療養中で、不整脈や不眠の症状があり、水遊びをする子供の声が精神的不安や苦痛をもたらすなどと主張。
これに対し、市側は、子供の声は騒音とは言えず、他の住民の苦情もないとして、基準値を超えていても受忍限度を超える騒音にはあたらないと反論していた。

 同支部の決定は、水遊びが出来ない構造にするなど、子供が歓声をあげることのない噴水を設置することは可能だったとして、女性宅付近での子供の声の大きさが基準値を超える状態で噴水を運転することを禁じた。女性の代理人の弁護士は「騒音問題について関心が高まっている今の時代、市はもっと注意を払ってほしい」と話している。


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◆私たちの社会は、マナーが前提にあって初めて成り立つものです。
公の場で、子供が騒いでいるのに何も注意しない親をよく目にします。
社会は一人ではないのです。この判決もマナーが守られていなかったからこその結果でしょう。
posted by 音の110番 at 08:35| 東京 雨| Comment(2) | TrackBack(0) | 防音対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

労働衛生教育(騒音にさらされ過ぎると…)

■労働衛生教育

 労働衛生教育は、騒音作業従事者だけでなく、これが事業所内における騒音障害防止対策に係わるものであることから、管理監督者や騒音発生源の機械設備担当者に対しても実施されることが望ましい。


労働衛生教育の内容.JPG

■作業環境測定結果の評価

 測定は6ケ月以内毎に1回、作業が定常的に行われている時間帯に行うこと。

◆第1管理区分

 当該場所における作業環境の継続的維持に努めること。

◆第2管理区分

a) 当該場所を標識で明示する等の措置を講じること
b) 施設、設備、作業工程または作業方法の点検を行い、その結果に基づき、施設または設備の設置、または整備、作業工程または作業方法の改善、その他の作業環境を改善するための必要な措置を講じ、当該場所の管理区分が第?管理区分となるよう努めること。
c) 騒音作業に従事する労働者に対し、必要に応じ、防音保護具を使用させること。

◆第3管理区分

a) 当該場所を標識で明示する等の措置を講じること
b) 施設、設備、作業工程または作業方法の点検を行い、その結果に基づき、施設または設備の設置、または整備、作業工程または作業方法の改善、その他の作業環境を改善するための必要な措置を講じ、当該場所の管理区分が第?管理区分または第?管理区分となるようにすること。
 なお、作業環境改善の措置を講じたときは、その効果を確認するために作業環境測定を行い、その結果を評価すること。
c) 騒音作業に従事する労働者に対し防音保護具を使用させるとともに、防音保護具の使用について、作業中の労働者の見やすい場所に掲示すること。

作業環境管理区分.JPG


posted by 音の110番 at 13:24| 東京 霧| Comment(0) | TrackBack(0) | 防音対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月03日

作業環境騒音に関するISO

 私達のまわりには様々な種類の“音”が存在しています。これらの“音”は“好ましい音”と“好ましくない音”の2つに大きく分けられます。“好ましい音”というのは「好きな音楽」、「鳥のさえずり」等で、“好まし<ない音”というのは「自動車や鉄道の走行音」、「工事現場の音」、「工場から出る音」等があげられると思います。しかし、“好ましい音”も人によっては“好ましくない音”になるかも知れません。私達は、この“好ましくない音”を一般に“騒音”と呼んで、これらの音を自分達のまわりの環境からできるだけ無くそうとしています。また、法律や各種の規格によって規制しています。ところが、このできるだけ無くそうとしている“騒音”が満ちあふれた環境の中で仕事をしなければならな い人達がいるということにも注意しなければなりません。

 この様な作業環境に於ける騒音に注意が向けられたのは意外に古く、1713年に Bernardio Ramazziniという人が“De Morbis Artificum Diatriba(働く人々の病気)”という本の中で、鍛冶屋が年をとると難聴になることや滝壺のそばに住んでいる人に難聴が多いことを書いています。1)これは、長い年月、高いレベルの騒音にさらされると難聴になりやすいということを示しています。そこで、作業環境騒音に対する規制も、聴力を保護するという目的から始まりました。

 一方、近年では、騒音の影響というのは聴覚だけではなく、作業能率、聴取妨害による安全性の低下、聴覚以外の生理面への影響(血圧や心拍数の変化、内分泌系への影響等)、ストレス等の心理面への影響があることも明らかになってきました。

 ここでは、これら作業騒音の中で仕事をする人達の聴力を保護するために作られたISOの規格であるISO 1999関係の最近の動向と、聴覚以外への影響も考慮した、現在審議中の規格案ISO DP 9612の概要を紹介します。

■ISO R1999(1971)の改訂
ISOでは、1971年にISO R1999“Assessment of occupational noise exposure for hearing conservation purpose(聴力保護のための職場騒音暴露の評価)”という規格を提案しています。この規格では、500Hz、1kHz、2kHzの聴力損失の平均が25dB以上の場合に聴力が損傷されたと判定することになっています。このレベルは、会話に不自由を感じない程度の聴力が保たれるか否かをめどとして定められていますが、目的によっては周波数の範囲と聴力損失ありとみなすレベルを変更することも勧告しています。作業騒音の評価は、騒音レベルを作業者の耳の位置でslowの動特性で測定して、行うこととなっています。そして、1日に8時間、1週間に40時間、1年間で50週間という作業時間を基準として、等価騒音レベルLeq, 8hで何dBの騒音に何年間暴露されると聴力障害者が何%出るかを示しています。騒音にさらされる人々の聴力障害者出現率と、暴露されない場合の聴力障害者出現率の差(聴力障害危険率)が、どのくらいになるかも、5年きざみで最大45年間までの暴露まで示してあります。この規格では、等価騒音レベルで何dBなら許容できるということは定められておらず、各国の関係機関が自国の実状に合わせて、この規格を基に定めるべきであるとしています。

 このISO R1999は1975年に国際規格ISO 1999として正式な規格となりました。その後、騒音の影響を受けていない人々の年齢別の聴力についての統計調査結果がまとめられ、その結果に基づいて、作業騒音による聴力損失と年齢による聴力損失を分けて評価することを目的とした、改訂作業が1980年から始められました。この作業に伴ない、規格の題名も“Determination of occupational noise exposure and estimation of noise induced hearing impairment(職場騒音暴露の測定および騒音性聴覚障害の評価)”と変更され現在、DISとして最終的なまとめが行われている段階です。

3. ISO DP9612“Guidelines for the measurement and assessment of exposure to noise in the working environment (作業環境における騒音暴露の測定および評価に関する指針)”5)の概要
 この規格案は1980年にドイツから提案されたものを基にISOが審議を続けてきたもので、今年の初めに草案の第一稿が各国のメンバーに配布され、意見を求められました。その結果は今年5月にデンマークで行われたISO/TC43/SC1の会議で報告されることになっているので、近いうちにその内容も紹介できると思いますが、ここではこの第一案に沿ってこの規格案の内容を紹介することにします。

 この規格案は作業環境における騒音測定の方法、測定位置の選び方、データを取り込む時間間隔の選び方、周波数分析の方法、また、日常的に騒音にさらされることによって作業者が受ける様々な影響について、評価するためには騒音のどのような特性を考慮しなけ ればいけないかを示しています。ただし、この規格案は、作業騒音の許容限度を示すことが目的ではなく、各国の関係機関に対して、騒音の測定と評価の指針を示すものであると性格づけられています。

 聴力に対する影響の他に、健康、会話妨害、警報音、作業能率、快適さに対する騒音の影響についても述べられています。伝周波音や超音波についても、測定結果をどのように評価するか書かれています。

 この規格案の最初のところでは関連するISOやIECの規格について述べられています。その中には前述のISO 1999も含まれている他、会話の明瞭度、防音保護具、警報音に関する規格も含まれています。

posted by 音の110番 at 08:22| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 防音対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

可聴域

【可聴域】

 ヒトでは通常20Hzから、個人差があるが15000Hzないし20000Hz程度の音をとして感じることができ、この周波数帯域を可聴域という。可聴域を超えた周波数の音は超音波という。可聴域を下回る、あるいは可聴域下限付近の低周波音は、これまで知られていなかったタイプの騒音被害(低周波騒音)を引き起こすものとして注目されている。

【加齢による可聴域の変化】

 上記の通り、人間には限られた周波数しか聞き取れないが、年齢により可聴域が低下する。20代前後をピークに聴力が低下し始め最終的には老人性難聴になる。子供には聞こえるが、大人には聞こえないことを利用した商品開発も進んでいる。

【音楽における可聴域】

 ヒトは、様々なアナログ楽器から発する音波を素材として広く音楽に採り入れ、聴覚の範囲を開拓してきた。

可聴域.jpg

 楽器が発することのできる音波の特徴や周波数帯域は様々であるが、特に低音域については可聴域の限界を超えた試みがなされている。それに対して高音域については、超音波に近づくにしたがい物理的に発生が困難となる理由も相まって、素材として開拓の余地がまだ大きく残されている。

 低音域については、西洋音楽におけるコントラバスより低い特殊な音域を大太鼓や銅鑼の打楽器で発することができることは古い時代より世界各地で知られており、これらは皮膚に振動を感じさせる特殊な効果を持っているため、独特な扱われ方を呼んできた。それ以外に、通常大型とされているパイプ・オルガンでは、巨大な32'ストップが常設されており、弱音から強音に至るまで全身に振動を感じさせる効果はある意味で聴覚の限界を追求しようという挑戦であるが、更に現代では、アトランティック・シティ・コンヴェンション・ホールやシドニー・タウン・ホールにおいて64'ストップも登場し、音とは言いがたいほど超低音の空気振動を発する巨大な管によってより聴覚を超えた音素材の効果を活用しようという挑戦が続けられている。










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2008年05月25日

臨界帯域

 人の耳は、音の周波数によりその音を感じる位置が異なり、あたかも周波数分析をしているようになっています。周波数分析のバンド幅に相当する帯域を臨界帯域といい、この臨界帯域ごとにマスキング効果を持つと考えることができます。
 例えば、下左図のように250Hzと1kHzの純音の合成をすると、2倍の大きさに聞こえますが、250Hzと500Hzの純音の合成は、2倍に聞こえないのは、臨界帯域が関係し、下右図のように250Hzの音が500Hzの音を覆い隠します。
 250Hzの音の大きさは斜線の面積部分にあたり、250Hzと500Hzの音の大きさ(ラウドネス)は下図の斜線部分の面積から求めます。500Hzの純音が250Hzの純音にマスキングされた部分(重なった面積)は除かれますので、その値は1kHzのときに比べ小さい値になりなり、より聴感に近い音の大きさを表します。
 マスキング効果の特徴は250Hzの斜線面積を見るとわかるように、低周波側ではマスキング量は少なく(近似的にマスキング無しとしています)、高周波側に発生する特徴を持ちます。また音が大きいほどマスキングする範囲は裾広がりになります。

マスキング.JPG

posted by 音の110番 at 09:03| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 音の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マスキング

『マスキングとは』

マスキングとは覆いかぶせることを言います。音の世界では、同じレベルの音でも、同時に聞こえる音の大小によって聞き取れる音圧レベルの最小値が変化することを指します。例えば、静かな森の中で聞き取れる小鳥の声(音)が、その森の上に飛行機が飛んできたために聞こえなくなってしまうような現象を、マスキング効果あるいは聴覚マスキングと言います。
posted by 音の110番 at 08:57| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 音の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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